10-2 費用の見越し・収益の見越し
見越し(みこし)とは
まだお金は支払っていない(受け取っていない)けれど、「当期(今年)すでに発生しているサービス分」がある場合、それを今年の費用(収益)として見越して(プラスして)計上する処理です。
1. 費用の見越し(未払費用)
当期にすでに発生しているけれど、まだ支払っていない費用を未払費用(みばらいひよう)【負債】として処理します。 ※試験では「未払利息」や「未払家賃」などが使われます。
【例】決算日(12月末)。当年9月1日に銀行からお金を借り入れ、利息(年額12,000円)は翌年8月末に後払いすることになっている。
- 当期にすでに発生している期間:当年9月1日 〜 12月31日(4ヶ月分)
- 当期分の金額:12,000円 × 4ヶ月 / 12ヶ月 = 4,000円
(借) 支払利息 4,000 / (貸) 未払利息 4,000 ※今年の支払利息(費用)を計上し、未払利息(後で利息を支払う義務=負債)を計上します。
2. 収益の見越し(未収収益)
当期にすでに発生しているけれど、まだ受け取っていない収益を未収収益(みしゅうしゅうえき)【資産】として処理します。 ※試験では「未収利息」や「未収地代」などが使われます。
【例】決算日(12月末)。当年11月1日にお金を貸し付け、利息(年額12,000円)は翌年10月末に後払いで受け取ることになっている。
- 当期にすでに発生している期間:当年11月1日 〜 12月31日(2ヶ月分)
- 当期分の金額:12,000円 × 2ヶ月 / 12ヶ月 = 2,000円
(借) 未収利息 2,000 / (貸) 受取利息 2,000 ※今年の受取利息(収益)を計上し、未収利息(後で利息を受け取る権利=資産)を計上します。
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