12-2 精算表

精算表(せいさんひょう:Work Sheet / W/S)とは

決算整理仕訳から、損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)の作成に至るプロセスを、1つの大きな表にまとめた一覧表(下書き)を精算表といいます。 簿記3級の試験(第3問)で非常によく出題される総合問題の形式です。

8桁精算表の構造

通常、以下の4つのブロック(それぞれ借方・貸方で合計8列=8桁)で構成されます。

  1. 残高試算表欄: 決算整理を「する前」の各科目の残高が書かれています。
  2. 整理記入欄: 前章までで学んだ「決算整理仕訳」の金額を記入する欄です。
  3. 損益計算書欄: 「収益」と「費用」の科目を、整理記入欄の金額を加減算して記入します。
  4. 貸借対照表欄: 「資産」「負債」「純資産」の科目を、整理記入欄の金額を加減算して記入します。

金額単位:円

勘定科目 試算表 借方 試算表 貸方 整理 借方 整理 貸方 損益 借方 損益 貸方 貸借 借方 貸借 貸方
現金 96,000 96,000
売掛金 144,000 144,000
繰越商品 80,000 90,000 80,000 90,000
買掛金 120,000 120,000
売上 360,000 360,000
仕入 240,000 80,000 90,000 230,000
給料 120,000 120,000
当期純利益 10,000 10,000
合計 680,000 680,000 170,000 170,000 360,000 360,000 330,000 330,000

当期純利益(または純損失)の記入

損益計算書欄の差額を計算すると、当期純利益(または損失)が分かります。

  • 当期純利益が出た場合:
    • 損益計算書欄の「借方」に記入して左右を一致させます。
    • 貸借対照表欄の「貸方」(純資産の増加)に記入して左右を一致させます。
  • 当期純損失が出た場合:
    • 上記と逆(P/Lの貸方、B/Sの借方)になります。

すべての欄の借方合計と貸方合計が一致すれば、精算表の完成です。

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