12-3 決算の流れ
帳簿の締め切りと決算振替仕訳
精算表で正しい利益が計算できたら、実際の帳簿(総勘定元帳)を「今年分」としてリセットし、来年に備える作業を行います。これを帳簿の締め切りといいます。
ステップ1:収益・費用の締め切り(決算振替仕訳)
今年の「収益」と「費用」の残高をすべてゼロにして、「損益(そんえき)」という集合勘定に集めます。
① 収益を損益勘定へ振り替える
(借) 売上 ××× / (貸) 損益 ××× (借) 受取手数料 ×××
② 費用を損益勘定へ振り替える
(借) 損益 ××× / (貸) 仕入 ××× / (貸) 給料 ×××
ステップ2:当期純利益を純資産へ振り替える
損益勘定に集められた差額が「当期純利益(または損失)」です。現在の簿記3級(株式会社)のルールでは、稼いだ利益は純資産グループの「繰越利益剰余金(くりこしりえきじょうよきん)」へ振り替えます。
③ 当期純利益(損益勘定の貸方残高)を振り替える
(借) 損益 ××× / (貸) 繰越利益剰余金 ×××
ステップ3:資産・負債・純資産の締め切り
資産・負債・純資産は来年以降も引き継がれるため、残高をゼロにはしません。差額部分に赤字で「次期繰越(じきくりこし)」と記入して左右を一致させ、締め切った後、その下(来年の日付)に「前期繰越(ぜんきくりこし)」と記入してスタートします。
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