12-4 証ひょうと伝票会計

証ひょうとは

証ひょうとは、取引が実際に行われたことを示す証拠資料です。簿記では、証ひょうをもとに取引を判断し、仕訳を行います。

代表的な証ひょうには、次のようなものがあります。

  • 領収書
  • 請求書
  • 納品書
  • 小切手の控え
  • 通帳や当座勘定照合表
  • クレジット売上票

試験では、証ひょうから「何の取引か」「どの勘定科目を使うか」「金額はいくらか」を読み取る問題が出ることがあります。

伝票会計

伝票会計は、取引を伝票に記入して処理する方法です。簿記3級では、次の3種類の伝票を押さえます。

金額単位:円

伝票 使う場面 借方 貸方 金額
入金伝票 現金が増える 現金 売掛金 10,000
出金伝票 現金が減る 消耗品費 現金 3,000
振替伝票 現金の増減がない 仕入 買掛金 50,000

入金伝票

現金が増える取引を記入する伝票です。

例:売掛金10,000円を現金で回収した。

入金伝票には、相手科目として売掛金10,000円を記入します。

出金伝票

現金が減る取引を記入する伝票です。

例:消耗品3,000円を現金で購入した。

出金伝票には、相手科目として消耗品費3,000円を記入します。

振替伝票

現金の増減をともなわない取引を記入する伝票です。

例:商品50,000円を掛けで仕入れた。

振替伝票には、借方に仕入50,000円、貸方に買掛金50,000円を記入します。

一部現金取引の処理

取引の一部だけが現金で、残りが掛けなどになる場合は、入金伝票または出金伝票と振替伝票に分けて処理することがあります。

例:商品80,000円を売り上げ、30,000円は現金で受け取り、残額は掛けとした。

仕訳は次のとおりです。

(借) 現金 30,000 / (貸) 売上 80,000 (借) 売掛金 50,000

伝票では、現金で受け取った部分を入金伝票、掛けになった部分を振替伝票で整理します。

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