3-3 帳簿と転記
帳簿の全体像
簿記3級では、仕訳を覚えるだけでなく、仕訳がどの帳簿へ流れていくかも問われます。基本の流れは次のとおりです。
- 取引が発生する
- 仕訳帳に日付順で記録する
- 総勘定元帳の各勘定へ転記する
- 試算表で集計し、決算整理を経て財務諸表を作成する
主要簿
主要簿は、どの会社でも基本となる帳簿です。
- 仕訳帳:すべての取引を日付順に仕訳で記録する帳簿
- 総勘定元帳:勘定科目ごとに増減をまとめる帳簿
仕訳帳では「どんな取引が起きたか」を時系列で確認し、総勘定元帳では「現金、売掛金、売上などの各勘定がいくら増減したか」を確認します。
転記とは
仕訳帳に記録した借方・貸方の内容を、総勘定元帳の該当する勘定へ写す作業を転記といいます。
例:商品20,000円を現金で売り上げた。
仕訳帳では次のように記録します。
(借) 現金 20,000 / (貸) 売上 20,000
この仕訳を転記すると、総勘定元帳では次のように記録されます。
- 現金勘定:借方に20,000円
- 売上勘定:貸方に20,000円
金額単位:円
| 現金 | 借方 | 貸方 |
|---|---|---|
| 売上 | 20,000 |
| 売上 | 借方 | 貸方 |
|---|---|---|
| 現金 | 20,000 |
補助簿
補助簿は、主要簿だけでは分かりにくい明細を管理する帳簿です。たとえば、総勘定元帳の売掛金勘定だけでは「どの得意先からいくら回収すべきか」までは分かりません。
簿記3級でよく出る補助簿には、次のようなものがあります。
- 現金出納帳
- 当座預金出納帳
- 小口現金出納帳
- 仕入帳
- 売上帳
- 商品有高帳
- 売掛金元帳
- 買掛金元帳
補助簿は、あとで学ぶ商品売買、売掛金・買掛金、試算表の問題とつながって出題されます。
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