3-1 仕訳とは
仕訳(しわけ)とは何か?
日々の取引を帳簿に記録する際、「現金が1,000円増えて、売上が1,000円発生した」といった出来事を、簿記特有のルールに従って左と右に分けて記録することを仕訳(しわけ)といいます。
簿記の世界では、左側を「借方(かりかた)」、右側を「貸方(かしかた)」と呼びます。 ※「借(かり)」の「り」は左を向いているから左側、「貸(かし)」の「し」は右を向いているから右側、と覚えると便利です。
仕訳の基本ルール(5要素の増減)
仕訳は、前章で学んだ「簿記の5要素(資産・負債・純資産・収益・費用)」の定位置(ホームポジション)がベースになります。 定位置の側(増える側)と、その反対側(減る側)をしっかり覚えましょう。
1. 貸借対照表(B/S)のグループ
- 資産(ホームポジション:借方/左)
- 増加したとき:借方(左)に記入
- 減少したとき:貸方(右)に記入
- 負債(ホームポジション:貸方/右)
- 増加したとき:貸方(右)に記入
- 減少したとき:借方(左)に記入
- 純資産(ホームポジション:貸方/右)
- 増加したとき:貸方(右)に記入
- 減少したとき:借方(左)に記入
2. 損益計算書(P/L)のグループ
- 費用(ホームポジション:借方/左)
- 発生したとき:借方(左)に記入
- (取り消し):貸方(右)に記入
- 収益(ホームポジション:貸方/右)
- 発生したとき:貸方(右)に記入
- (取り消し):借方(左)に記入
常に「借方の合計金額」と「貸方の合計金額」は必ず一致する(貸借一致の原則)という絶対ルールがあります。
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