6-1 売掛金とクレジット売掛金

売掛金(うりかけきん)の基本

商品を販売し、代金を後日受け取る権利を売掛金(資産)といいます。前章で学んだ通り、売上が発生したときに増加(借方)し、代金を回収したときに減少(貸方)します。

売掛金元帳(得意先元帳)

会社全体で「売掛金がいくらあるか」は総勘定元帳の売掛金勘定を見ればわかりますが、「A社からいくら、B社からいくら回収すべきか」まではわかりません。 そこで、得意先(取引先)ごとに売掛金の明細を記録する補助的な帳簿を作成します。これを売掛金元帳(または得意先元帳)といいます。

金額単位:円

日付 得意先 摘要 借方 貸方 残高
4/5 A商店 売上 50,000 50,000
4/18 A商店 回収 20,000 30,000
4/25 A商店 売上戻り 5,000 25,000

クレジットカード払いの処理(重要)

顧客がクレジットカードで商品代金を支払った場合、店舗側は後日、信販会社(クレジットカード会社)から代金を受け取ります。このとき、以下の2点に注意が必要です。

  1. 後で信販会社から代金を受け取る権利は、通常の売掛金と区別して「クレジット売掛金」(資産)で処理します。
  2. クレジットカード決済を導入すると、店舗側は信販会社へ決済手数料を支払う必要があります。この手数料は、商品を販売した時点で「支払手数料」(費用)として処理し、クレジット売掛金から差し引きます。

【仕訳例:販売時】

例:商品10,000円を売り上げ、代金は顧客のクレジットカード払いとした。なお、信販会社への決済手数料(売代金の4%)は販売時に計上する。

  • 売上総額:10,000円
  • 支払手数料:10,000円 × 4% = 400円
  • クレジット売掛金:10,000円 - 400円 = 9,600円

(借) クレジット売掛金 9,600 / (貸) 売上 10,000 (借) 支払手数料 400

【仕訳例:代金回収時】

例:上記のクレジット売掛金9,600円が、信販会社から当座預金口座に振り込まれた。

(借) 当座預金 9,600 / (貸) クレジット売掛金 9,600

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