7-2 電子記録債権
電子記録債権(でんしきろくさいけん)とは
従来の紙の約束手形は、「紛失や盗難のリスクがある」「保管コストがかかる」「印紙代がかかる」といったデメリットがありました。そこで、これらの問題を解決するために登場したのが電子記録債権です。 インターネット上の「電子債権記録機関」の記録原簿に登録することで、金銭を受け取る権利(または支払う義務)が発生します。
使用する勘定科目
- 受け取る権利: 電子記録債権(でんしきろくさいけん)【資産】
- 支払う義務: 電子記録債務(でんしきろくさいむ)【負債】
1. 電子記録債権・債務の発生
売掛金や買掛金などを電子記録債権・債務に振り替える取引がよく出題されます。
例:A社に対する買掛金40,000円について、電子記録債務の発生記録が行われた。 買掛金(負債)が減少し、代わりに電子記録債務(負債)が増加します。
(借) 買掛金 40,000 / (貸) 電子記録債務 40,000
例:B社に対する売掛金60,000円について、電子記録債権の発生記録が行われた。 売掛金(資産)が減少し、代わりに電子記録債権(資産)が増加します。
(借) 電子記録債権 60,000 / (貸) 売掛金 60,000
2. 決済時の処理
期日になると、自動的に銀行口座間で資金が移動します。
例:上記の電子記録債権60,000円が期日となり、当座預金口座に入金された。
(借) 当座預金 60,000 / (貸) 電子記録債権 60,000
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