11-2 売上原価の計算
売上原価(うりあげげんか)とは
当期に「売れた商品」の仕入金額のことです。当期の正しい儲けを計算するには、当期に仕入れた金額すべてではなく、「売れた分だけの原価」を計算する必要があります。
- 公式: 売上原価 = 期首商品たな卸高 + 当期商品仕入高 - 期末商品たな卸高
- 期首商品: 去年から売れ残って持ち越した商品
- 当期仕入: 今年新しく仕入れた商品
- 期末商品: 今年の終わりに売れ残った商品
魔法の呪文「しーくり・くりしー」
決算整理において、この売上原価を「仕入」勘定で計算するための有名な仕訳ルールです。
【例】期首商品たな卸高が10,000円、期末商品たな卸高が15,000円であった。売上原価は「仕入」勘定で計算する。
① 期首商品を仕入(当期の原価)に加える(しー・くり)
(借) 仕入 10,000 / (貸) 繰越商品 10,000
② 期末商品を仕入(当期の原価)から引く(くり・しー)
(借) 繰越商品 15,000 / (貸) 仕入 15,000
この2つの仕訳を行うことで、「仕入」勘定の残高が自動的に「当期の売上原価」になります。また、「繰越商品」勘定の残高が「期末商品の金額(来年へ持ち越す資産)」になります。
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