4-4 小口現金
小口現金(こぐちげんきん)とは
日々の細かい支払い(切手代、お茶代、交通費など)のために、各部署(用度係など)に手渡しておく少額の現金を小口現金といいます。 経理担当者(会計係)が毎回少額の現金を渡す手間を省くための仕組みです。
定額資金前渡法(インプレスト・システム)
小口現金の管理には通常、一定額を前渡しし、使った分だけ後で補充する「定額資金前渡法」が用いられます。
1. 小口現金の前渡し
会計係が用度係に現金を渡したとき、「小口現金」(資産)の増加とします。 【例】小口現金として50,000円の小切手を振り出して用度係に渡した。
(借) 小口現金 50,000 / (貸) 当座預金 50,000
2. 支払いの報告を受けたとき
用度係から、実際に使った金額と内訳の報告を受けたタイミングで費用を計上し、小口現金を減らします。 【例】用度係から、切手代(通信費)5,000円、交通費(旅費交通費)3,000円の支払報告を受けた。
(借) 通信費 5,000 (借) 旅費交通費 3,000 / (貸) 小口現金 8,000
3. 小口現金の補充
使った分(8,000円)を再度用度係に補充し、元の定額(50,000円)に戻します。 【例】使用分8,000円について、小切手を振り出して補充した。
(借) 小口現金 8,000 / (貸) 当座預金 8,000
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