8-1 貸付金・借入金

貸付金(かしつけきん)と借入金(かりいれきん)

金銭の貸し借りによって生じる債権・債務を処理する科目です。

  • 貸付金【資産】: 役員や他社にお金を貸し付け、後で返してもらう権利。
  • 借入金【負債】: 銀行などからお金を借り入れ、後で返す義務。

1. お金を貸し付けた・借り入れたとき

例1:A社に現金100,000円を貸し付け、同額の約束手形を受け取った(手形貸付金)。 ※実務上、借用書の代わりに手形を受け取ることがあり、この場合は「手形貸付金」を使いますが、性質は通常の貸付金と同じ資産です。

(借) 貸付金(または手形貸付金) 100,000 / (貸) 現金 100,000

例2:銀行から150,000円を借り入れ、当座預金口座に入金した。

(借) 当座預金 150,000 / (貸) 借入金 150,000

2. 返済と利息の処理

お金を返してもらう(または返す)ときは、元本と一緒に利息(金利)を精算します。

  • 利息を受け取ったとき: 受取利息(うけとりりそく)【収益】
  • 利息を支払ったとき: 支払利息(しはらいりそく)【費用】

例1:A社に貸し付けていた100,000円が利息2,000円とともに現金で返済された。

(借) 現金 102,000 / (貸) 貸付金 100,000 / (貸) 受取利息 2,000

例2:銀行からの借入金150,000円を、利息3,000円とともに当座預金から返済した。

(借) 借入金 150,000 / (貸) 当座預金 153,000 (借) 支払利息 3,000

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