8-4 仮払金・仮受金・立替金・預り金

一時的に使う勘定

取引の内容や金額がまだ確定していない場合、いったん仮の勘定で処理することがあります。内容が確定したら、正しい勘定へ振り替えます。

仮払金

出張旅費など、あとで精算する予定で先にお金を渡したときは仮払金(資産)で処理します。

例:従業員の出張にあたり、旅費の概算額30,000円を現金で渡した。

(借) 仮払金 30,000 / (貸) 現金 30,000

例:出張から戻り、旅費交通費28,000円を精算し、残額2,000円を現金で受け取った。

(借) 旅費交通費 28,000 / (貸) 仮払金 30,000 (借) 現金 2,000

仮受金

内容が不明な入金があった場合は、内容が判明するまで仮受金(負債)で処理します。

例:内容不明の入金50,000円が普通預金に振り込まれた。

(借) 普通預金 50,000 / (貸) 仮受金 50,000

例:上記の入金は売掛金の回収であることが判明した。

(借) 仮受金 50,000 / (貸) 売掛金 50,000

立替金

取引先や従業員が負担すべき金額を一時的に支払ったときは、あとで回収する権利として立替金(資産)で処理します。

例:従業員が負担すべき保険料5,000円を会社が現金で立て替えた。

(借) 立替金 5,000 / (貸) 現金 5,000

預り金

従業員や取引先から一時的に預かったお金は、あとで納付または返金する義務があるため預り金(負債)で処理します。

例:従業員の給料100,000円から所得税5,000円を差し引き、残額を普通預金から支払った。

(借) 給料 100,000 / (貸) 所得税預り金 5,000 / (貸) 普通預金 95,000

この章の理解を確認しよう
練習問題で知識を定着させましょう
練習問題を解く →