8-3 前払金・前受金

前払金(まえばらいきん)と前受金(まえうけきん)

商品の売買を確実に行うために、商品の引き渡し前に売買代金の一部(または全部)を「手付金(てつけきん)」や「内金(うちきん)」としてやり取りしたときに使用する科目です。

  • 前払金【資産】: 商品を受け取る前に、代金の一部を先に支払った(後で商品を受け取る権利)。
  • 前受金【負債】: 商品を引き渡す前に、代金の一部を先に受け取った(後で商品を引き渡す義務)。

1. 前払金(買い手側)の仕訳

手付金を払ったとき 【例】商品100,000円を注文し、手付金20,000円を現金で支払った。

(借) 前払金 20,000 / (貸) 現金 20,000

商品が届き、残額を精算したとき 【例】上記の商品100,000円が届いた。手付金20,000円を差し引いた残額(80,000円)は掛けとした。 ※仕入高は総額の100,000円を計上し、先に払っていた前払金を取り消します。

(借) 仕入 100,000 / (貸) 前払金 20,000 / (貸) 買掛金 80,000

2. 前受金(売り手側)の仕訳

手付金を受け取ったとき 【例】商品150,000円の注文を受け、手付金30,000円を現金で受け取った。

(借) 現金 30,000 / (貸) 前受金 30,000

商品を引き渡し、残額を精算したとき 【例】上記の商品150,000円を引き渡した。手付金30,000円を差し引いた残額(120,000円)は掛けとした。 ※売上高は総額の150,000円を計上し、先に受け取っていた義務(前受金)を取り消します。

(借) 前受金 30,000 (借) 売掛金 120,000 / (貸) 売上 150,000

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