9-1 固定資産の取得

固定資産(こていしさん)とは

企業が長期間(1年を超えて)営業活動のために使用する目的で保有する、形のある財産を有形固定資産といいます。簿記3級では、主に以下の勘定科目が登場します。

  • 建物(たてもの): 店舗、事務所、倉庫など。
  • 備品(びひん): パソコン、机、椅子、コピー機など。
  • 車両運搬具(しゃりょううんぱんぐ): 営業用の車、トラックなど。
  • 土地(とち): 店舗や工場の敷地(※土地は使っても消耗しないため、後述の減価償却は行いません)。

固定資産の取得原価(計算ルール)

固定資産を購入したときの仕入値(購入代金)を購入対価といいます。しかし、固定資産を使える状態にするには、運賃、据付費、登録手数料などの追加費用(付随費用)がかかります。

【重要ルール】付随費用は、固定資産の勘定科目に含めて処理します(取得原価=購入対価+付随費用)。 商品仕入のときの「仕入諸掛り」と同じ考え方です。独立した費用科目(支払手数料など)で処理してはいけません。

【仕訳例】

例:営業用のパソコン(備品)200,000円を購入し、据付費用10,000円とともに現金で支払った。

  • 取得原価 = 200,000円 + 10,000円 = 210,000円

(借) 備品 210,000 / (貸) 現金 210,000

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