2-3 損害保険

1. 火災保険と地震保険

  • 火災保険: 建物や家財の火災、落雷、風災などによる損害を補償します。ただし、「地震・噴火・津波」による火災や損害は補償されません(地震特約がない場合)。
  • 地震保険: 地震・噴火・津波による損害を補償します。
    • 加入ルール: 単独では加入できず、必ず火災保険とセットで加入します(途中付帯も可能)。
    • 保険金額の設定: 火災保険の保険金額の「30%~50%」の範囲内。
    • 保険金額の上限: 建物は5,000万円、家財は1,000万円まで。
  • 地震保険料控除: 支払った地震保険料は、一定額まで所得控除の対象になります。

2. 自動車保険

  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険): 法律で加入が義務付けられている「強制保険」。被害者の「人身損害(対人賠償)」のみを補償します。物損や運転者自身のケガは対象外です。
    • 支払限度額(被害者1名につき):
      • 死亡:最高 3,000万円
      • 後遺障害:最高 4,000万円
      • 傷害:最高 120万円
  • 任意保険: 自賠責保険で足りない部分や、物損(対物賠償)、自身のケガ・車の修理代を補償するために任意で加入します。

3. 傷害保険(ケガの保険)

日常生活や旅行中の「急激かつ偶然な外来の事故」によるケガを補償します。

  • 対象外となるもの: 病気、靴擦れ、しもやけ、疲労骨折などは「急激・偶然・外来」の要件を満たさないため対象外です。
  • 細菌性食中毒: 普通傷害保険や国内旅行傷害保険では「対象外(病気扱い)」ですが、海外旅行傷害保険では「補償の対象」となります(試験のひっかけポイント)。

4. 賠償責任保険

  • 個人賠償責任保険: 日常生活で他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりした場合の法律上の損害賠償責任を補償します。
  • PL保険(生産物賠償責任保険): 製造・販売した製品や仕事の結果が原因で生じた損害賠償責任に備える保険です。
  • 自動車事故の賠償は、個人賠償責任保険ではなく自動車保険で備えるのが基本です。
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