4-3 各種所得の計算2(給与・退職)
1. 給与所得
会社員や公務員が受け取る給料や賞与(ボーナス)です。
- 計算式: 給与収入 - 給与所得控除額
- 給与所得控除: 会社員にとっての「みなし必要経費」です。収入に応じて自動的に計算されます。
- 令和7年分以後の注意: 給与所得控除の最低保障額は65万円に引き上げられました。
- 特定支出控除: 転勤費や研修費など、特定の支出が一定額を超えた場合に、給与所得控除に上乗せして控除できる制度です。
2. 退職所得(試験で絶対に出る最重要計算!)
退職金や退職一時金です。長年の勤労への報いであるため、非常に税負担が軽くなっています。
退職所得の計算式
(退職収入 - 退職所得控除額) × 1/2
💡 最後に必ず「1/2」を掛けるのを忘れないでください!
退職所得控除額の求め方
勤続年数によって計算式が変わります(端数は1年に切り上げ。例:10年1日→11年)。
- 勤続年数が20年以下の場合:
40万円 × 勤続年数(※最低保証額は80万円)
- 勤続年数が20年超の場合:
800万円 + 70万円 × (勤続年数 - 20年)
💡 覚え方:「20年までは年40万、20年を超えたら年70万にアップする」
3. 給与所得者と年末調整
- 会社員は、勤務先が年末調整により所得税額を精算するのが基本です。
- 医療費控除、雑損控除、初年度の住宅ローン控除などは年末調整では受けられず、確定申告が必要です。
- 給与収入が2,000万円を超える人は年末調整の対象外で、確定申告が必要です。
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