3-3 債券投資

1. 債券の仕組みと格付け

債券は、国や企業が資金を借り入れるために発行する「借用証書」のようなものです。

  • 格付け: 債券の元本や利息が約束通り支払われる確実性(信用度)の評価。
    • 「BBB(トリプルB)」以上が「投資適格債」と呼ばれ、安全性が高いとされます。
    • 「BB(ダブルB)」以下は「投資不適格債(ハイイールド債)」と呼ばれます。
  • 利付債: 定期的に利子が支払われ、満期に額面金額が償還される債券。
  • 割引債: 額面金額より低い価格で発行され、満期に額面金額で償還される債券。
  • 個人向け国債: 個人だけが購入できる国債。変動10年、固定5年、固定3年があります。

2. 債券の利回り計算(公式必須)

試験では主に以下の2つの利回り計算が出題されます。

  • 応募者利回り: 新規発行された債券(新発債)を「発行価格」で購入し、満期(償還)まで保有した場合の利回り。
    • { 表面利率 + (額面100円 - 発行価格) ÷ 満期までの年数 } ÷ 発行価格 × 100
  • 最終利回り: すでに発行されている債券(既発債)を「購入価格」で購入し、満期(償還)まで保有した場合の利回り。
    • { 表面利率 + (額面100円 - 購入価格) ÷ 残存年数 } ÷ 購入価格 × 100

💡 計算のコツ 分子の右側は「1年あたりの売却益(または損)」です。これに「1年あたりの利息(表面利率)」を足して、総利益を出します。最後に「自分が買った値段(分母)」で割ることで利回りが計算できます。

3. 債券価格と金利

債券価格と市場金利は逆方向に動きます。

  • 市場金利が上がる → 既存債券の魅力が下がる → 債券価格は下落しやすい。
  • 市場金利が下がる → 既存債券の魅力が上がる → 債券価格は上昇しやすい。
  • 残存期間が長い債券ほど、金利変動による価格変動が大きくなりやすい。

4. 債券の主なリスク

  • 信用リスク: 発行体が利息や元本を支払えなくなるリスク。
  • 価格変動リスク: 市場金利の変化などで債券価格が変動するリスク。
  • 流動性リスク: 売りたいときに希望価格で売れないリスク。
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